『松本侑大の9%くらいの音楽の話』vol.9
ラジオ「火曜平松研究所」内
『松本侑大の9%くらいの音楽の話』第9回でした。
聞いていただいた皆様、ありがとうございます。
今回は旬な音楽の話題、「第61回 グラミー賞」の話題をお届けしました。
グラミー、と一言で言ってもかなり幅広いわけですが、主要4部門の話題を中心に多少の脱線も交えつつでしたね。
改めて、これだけジャンルの多様化した時代において、”賞”という形で優劣を競うことは本当に難しいのだなと思うラインナップでした。
単純に人気投票や、総売上を競う形式であれば、ある程度のバイアスがかかる前提で見る側も受け取れますが、そうではなく『質』にもフォーカスする、となると何か同じ基準を適用することは本当に可能なのかなと。
映像と強く結びついた楽曲から音楽だけを抜き出して良し悪しを語るのはどうかと思いますし、かと言って純粋に音楽だけで完成された作品が何か劣っているという訳ではありませんし。
とはいえこう言ったショーがなくなってしまうのはもっと寂しいので。
皆で喧々諤々と語る場がある、ということだけでも、やはりアメリカのシーンの懐の深さは感じます。
様々に議論を呼びながらずっと続いて言ってほしいとも、思います。
今回OAしたのはこの曲です。
Childish Gambino - 『This Is America』
Kacey Musgraves - 『Golden Hour』
Dua Lipa - 『New Rules』
Ariana Grande - 『God is a woman』
St. Vincent - 『Masseduction』
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「今週の一曲」
コーナー内で紹介した曲をこちらにも。
Black Boboi - 『Between Us 2』
前回のHONNEに引き続きエレクトロミュージックの領域からの1曲。
夜の深さを感じさせるような、都会的なサウンドとでも言いましょうか。
引き込まれるようなビート、リフレインするピアノのフレーズの上に、どこか民族的な香りのするボーカルが浮遊しているバランスが絶妙です。
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