『松本侑大の9%くらいの音楽の話』vol.15
ラジオ「火曜平松研究所」内
『松本侑大の9%くらいの音楽の話』第15回でした。
聞いていただいた皆様、ありがとうございます。
今回は久しぶりの一人喋り。
このところ僕のアタマのかなりの部分を占めている
「シティポップとはなんぞや?」
という問いかけを、年代順に楽曲をたどりながら考えてみました。
いつの頃から使われた言葉であるかも正確にはわかりません。
また時代・シーンの変遷の中で意味合いも変化し続けている言葉なのだろうとは思います。
ただ、その時々に「シティポップ」と呼ばれた楽曲を並べて眺めてみたときに、なるほどと思わされる共通点のようなものは確かに感じました。
ある種のミクスチャー感といいますか、メインストリームにある音楽だけではない、新しいジャンルや新しい要素を取り込みながら、変化していこうという意志を感じさせる音楽だなと。
そしてその視座は今、新しくシティポップとカテゴライズされているバンドにも受け継がれているように思います。
今回のOA曲。
小沢健二 - 『愛し愛されて生きるのさ』
はっぴぃえんど - 『風をあつめて』
荒井由実 - 『中央フリーウェイ』
山下達郎 - 『RIDE ON TIME』
寺尾聡 - 『ルビーの指環』
松田聖子 - 『瞳はダイアモンド』
大沢誉志幸 - 『そして僕は途方に暮れる』
70年代〜80年代の楽曲を駆け足でお届けしました。
次週は90年代〜現在へと、追いかけてみます。
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「今週の一曲」
コーナー内で紹介した曲をこちらにも。
KOTONOHOUSE & Yunomi - 『マシュマロ・マキアート(feat.くいしんぼあかちゃん)』
以前、別の曲でもご紹介した”Yunomi“さんのレーベル『未来茶レコード』の最新コンピレーション盤からの1曲です。
なかなかコミカルなタイトル・アーティスト名ですが、音楽の新しさはかなり、衝撃的です。
ベーシックなリフのかっこよさはもちろんですが、音色の重ね方、展開のさせ方、そして多彩でありながらも「あ、これYunomiさんだな」とわかる音の使い方など、さすがです。
しかし本編でも触れましたが「future bass」というジャンルもなかなか、正体は掴みにくいですね。
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